BLOG

ブログ記事詳細

【獣医師】今の仕事にストレスを感じていませんか?職域の拡大で新たな可能性を

2022.02.16

自殺者が最も多い仕事
それが獣医師です。

これまでの調査によると米国・英国・オーストラリアにおいて水準の3.8~4倍程度の自殺率を有することがわかっている。この数値は自殺率が高いといわれる人医療従事者の平均が2倍前後といわれているので、とび抜けて高いことがわかる。

「米獣医医師会」発行のジャーナルに1979年から2015年の間、米国で亡くなった1万1600人の獣医の中で自殺した件数は約400件にもなるという研究報告が発表されていた。

https://agora-web.jp/archives/2037191.html

では、動物を助けるという花形の仕事にも思える獣医師の自殺率がここまで高いのだろうか。

理由はいくつかのストレスにあるといわれている。


労働ストレス

獣医師の間では最もメジャーな問題です。獣医師の中でも小動物臨床・産業動物臨床・行政機関など携わる場所において問題はそれぞれです。

小動物臨床(動物病院)の現場では、労働時間が問題となります。残業は当たり前の現場が数多く存在します。生き物の体調不良は待ったなしです。日頃の診察が長引くことはもちろん、緊急手術や入院中の動物の体調不良、時には診療時間外の対応も余儀なくされます。寝れずに次の日の勤務に突入した経験のある獣医師も少なくないでしょう。勤務地にもよりますが、勤務時間が1日13~14時間ほどになる場所も珍しくありません。

産業動物(牛・豚・馬・鳥など)臨床の現場では、労働内容が問題となります。力仕事が多く、朝の出勤時間も早い。体力との勝負になります。お産の立ち合いなどは深夜に及ぶこともあり、いつ何時も声がかかる可能性があります。

経済的ストレス

獣医師はお金持ち、そんな印象をもって大学を志す人も少なくありません。
しかしながら、実際には獣医師の平均年収は500~600万といわれています。日本人平均より少しだけ高いといった程度です。平均労働時間は160時間/月に及ぶとも言われ、免許取得までの苦労と日頃の労働内容には見合っていないといわれる業種です。

職場環境

就職先の選定は動物病院などへの実習や企業への就職活動で決定することが多いです。今の獣医業界はまだ、求人サイトを利用した就職は動物病院から煙たがられることも多く、先輩の伝手や紹介から就職先を選ぶ習慣が根強く残っています。数か所の病院を数日間だけ見学に行き、就職先を決めることも多いため、実際に働いたときの違和感から1年以内に転職活動に至る獣医師も少なくありません。

共感性疲労

獣医師は”動物を助けたい、救いたい”という気持ちを柱に日々獣医療に励んでいます。時には動物達の避けられない市に直面します。動物たちの死や治療困難な病、動物たちの苦痛を通して、つらく悲しい気持ちに共感します。そこから、職を辞する意志や日常生活に支障を来す心理的な変化が生じることもあります。

飼い主とのトラブル

飼い主様とのトラブルには金銭的トラブルと訴訟問題があります。
どの獣医師も日々動物たちを助けるため奮闘しています。そのために技術や知識を学び、自分の武器を磨いています。大好きな動物たちを守る仕事ですが、慈善事業ではありません。根本はビジネスです。人間の病院のように政府からの金銭的援助があるわけでも、国民保険があるわけでもありません。そのため、動物医療費は高額になりがちです。しかし、法律上目の前の動物の命を放棄することは許されず、無償治療を余儀なくされるケースも往々にあります。
また、一生懸命に治療を施しても救われない命は存在します。飼い主様との間でトラブルとなってしまい、医療過誤などで訴えられてしまうケースも少なくありません。


我々はたくさんのストレスと戦う獣医師の皆さんが経済的・精神的に余裕を持つことが獣医療従事者の心のゆとりにつながり、更なる獣医療の発展につながるのではと考えています。

院長として、勤務医として働くことだけが獣医師の在り方ではありません。フリーランス獣医師が増加する今、新しく柔軟な働き方を提案しています。弊社と共に獣医師の可能性を開拓していきましょう。

お問い合わせはこちらから

この記事を書いた人
 
株式会社 and Vet 
獣医師 金井 一晃

麻布大学獣医学部卒業
日本獣医循環器学会 所属

動物の幸せは動物業界に関わる人々の幸せから